姦淫以外のDVドメスティック・バイオレンスを含めた心身ネグレクトで離婚と再婚は聖書的か

2021/08/23

性道徳

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たまに姦淫なる性的不品行以外の理由では絶対に離婚してはならないというクリスチャンが割といるように思いますが、実際にそうなんでしょうか。聖書的に考察すれば、そないな過酷な虐待を甘んじて受け続ける必要はないし、むしろ心身ネグレクトを含めたドメスティック・バイオレンスは離婚の大きな原因となることは律法によって証明されています。

 心身の虐待は罪であり裁かれる

ガラテア5:19 さて,肉の業は明らかです。それは,淫行,汚れ,みだらな行ない, 20  偶像礼拝,心霊術の行ない,敵意,闘争,ねたみ,激発的な怒り,口論,分裂,分派, 21  そねみ,酔酒,浮かれ騒ぎ,およびこれに類する事柄です。こうした事柄についてわたしはあなた方にあらかじめ警告しましたが,なおまた警告しておきます。そのような事柄を習わしにする者が神の王国を受け継ぐことはありません。

詩篇11:5 ヤフワは義なる者をも邪悪な者をも自ら調べ, その魂は暴虐を愛する者を必ず憎む。 6  [神]は邪悪な者たちの上に,わな,火と硫黄, 燃える風を,その杯の分として降らせる。 7  ヤフワは義にかなっておられ,義なる行為を愛されるからだ。 廉直な者たちがそのみ顔を見る者となる。

詩篇73:6 それゆえ,ごう慢さが彼らの首飾りとなった。 暴虐が衣のように彼らを包む。 7  その目は脂肪で膨らみ, 彼らは心の想像するところを超えた。

箴言6:12 どうしようもない者,有害な者は,曲がった話し方をして歩いている。 13  目配せをし,足で合図をし,指でさしながら。 14  ゆがんだ性向がその心の中にある。彼は常に悪いことをたくらんでいる。いつもただ口論を送り出すだけである。16  エホバの憎まれるものが六つある。いや,その魂にとって忌むべきものが七つある。 17  高ぶる目,偽りの舌,罪のない血を流している手, 18  有害な企てをたくらむ心,急いで悪に走る足, 19  うそを吐く偽りの証人,そして兄弟の間に口論を送り出す者である。

箴言16:5 すべて心の高慢な者はエホバにとって忌むべきもの。手が手に[合わさろうとも],人は処罰を免れない。27  どうしようもない者は悪いことを掘り起こしており,その唇には,いわば,焼き尽くす火がある。 28  悪巧みをする者は常に口論を送り出し,中傷する者は親密な者たちを引き離してゆく。 29  暴虐の者はその仲間をたぶらかし,必ずこれを良くない道に入り込ませる。 30  彼は悪巧みをたくらむためにまばたきをしている。唇を締めつけて,必ず危害を全うさせる。

26:18  火矢,矢と死を射る気の狂った者に似ているのは, 19  仲間の者をだまして,「面白かったではないか」と言った者。24  憎む者は唇を用いて自分を気づかれないようにするが,自分の内には欺きを置く。 25  彼がその声を慈しみ深いものにしても,彼を信じてはならない。その心には七つの忌むべきものがあるからである。 26  憎しみは欺きによって覆い隠される。彼の悪は会衆の中であらわにされることになる。

イザヤ58:4  実際,あなた方は言い争いや闘いのために,邪悪のこぶしで打つために断食をするのであった。あなた方は自分の声を高みに聞こえさせる日のように断食を行ないつづけなかったか。

マラキ2:16 [神]は離婚を憎んだのである」と,イスラエルの神エホバは言われた。「また,自分の衣を暴虐で覆った者をも」と,万軍のエホバは言われた。「それであなた方は,自分の霊に関して自らを守り,不実な振る舞いをしてはならない

マタイ5:21 しかし,わたしはあなた方に言います。自分の兄弟に対して憤りを抱き続ける者はみな法廷で言い開きをすることになり,だれでも言うまじき侮べつの言葉で自分の兄弟に呼びかける者は最高法廷で言い開きをすることになります。また,だれでも,『卑しむべき愚か者よ!』と言う者は,火の燃えるゲヘナに処せられることになるでしょう。

改心できない人からは離れるべき

詩篇141:4  わたしの心をどんな悪にも傾けさせないでください。 有害なことを習わしにしている者たちと共に, 重大な悪事を行なうことのないためです。9  彼らがわたしに仕掛けたわなのつめから, 有害なことを習わしにする者たちのわなから,わたしを守ってください。 10  邪悪な者たちは自分の網にもろともに落ち込みます。 しかしわたしは,通り過ぎるのです。

箴言14:7  愚鈍な者の前から去れ。あなたが知識の唇を認めることは決してないからである。

27:12  災いを見た明敏な者は身を隠した。進んで行った経験のない者は報いを身に受けた。

マタイ2:13  彼らが退いたのち,見よ,エホバのみ使いが夢の中でヨセフに現われて,こう言った。「起きて,幼子とその母を連れてエジプトに逃げ,わたしが知らせるまでそこにとどまっていなさい。ヘロデがまさに,この幼子を捜して滅ぼそうとしているからである」。 14  そこで彼は起き,夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトに退き,

10:23  人々がある都市であなた方を迫害するときには,別の[都市]に逃げなさい。あなた方に真実に言いますが,人の子が到来するまでにあなた方がイスラエルの諸都市を回り尽くすことは決してないからです。

18:15  「さらに,もしあなたの兄弟が罪を犯したなら,行って,ただあなたと彼との間でその過ちを明らかにしなさい。彼があなた[の述べること]を聴くなら,あなたは自分の兄弟を得たのです。 16  しかし,もし彼が聴かないなら,あなたと一緒にあと一人か二人を連れて行きなさい。一切のことが二人または三人の証人の口によって確証されるためです。 17  もし彼がそれらの人たち[の述べること]を聴かないなら,会衆に話しなさい。もし会衆[の告げること]にさえ聴かないなら,その人を,あなたにとって,諸国民の者また収税人のような者としなさい。

コリント第一5:11 しかし今わたしは,兄弟と呼ばれる人で,淫行の者,貪欲な者,偶像を礼拝する者,ののしる者,大酒飲み,あるいはゆすり取る者がいれば,交友をやめ,そのような人とは共に食事をすることさえしないように,と書いているのです。 12 というのは,わたしは外部の人々を裁くことと何のかかわりがあるでしょうか。あなた方は内部の人々を裁き, 13 外部の人々は神が裁かれるのではありませんか。「その邪悪な人をあなた方の中から除きなさい」とあります。

エフェソス5:11  そして,実を結ばない闇の業に[彼らと]共に組するのをやめ,むしろ[それを]戒めることさえしなさい。

テモテ第二3:2  というのは,人々は自分を愛する者,金を愛する者,うぬぼれる者,ごう慢な者,冒とくする者,親に不従順な者,感謝しない者,忠節でない者, 3  自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,中傷する者,自制心のない者,粗暴な者,善良さを愛さない者, 4  裏切る者,片意地な者,[誇りのために]思い上がる者,神を愛するより快楽を愛する者, 5  敬虔な専心という形を取りながらその力において実質のない者となるからです。こうした人々からは離れなさい。

古代イスラエルの律法においては神の油注がれた王に対して、またその王権制度には従順することが要求されていました。しかし、第一サムエル18章から30節においては、ダビデ王はサウル王の妬みによる殺意ある攻撃から逃げました。神は古代イスラエル律法どおりに、油注がれた王に花嫁として従順に虐待され続けろとか無理ゲーを押し付けてません。

第一サムエルの25章ではアビガイルがナバルに良い待遇を受けていなかった話が書かれています。ナバルが強情にケチな振る舞いをしたのでダビデは彼と側近を殺そうとしますが、アビガイルがナバルを差し置いてうまく立ち回り、側近たちを守りました。

アビガイルはナバルに盲従したり、彼の指図のもと動くのではなく、率先的に自主的に行動し側近を守りました。また彼女はナバルを邪悪は気狂いとか愚かとも言うてますし、一方でダビデを神の油注がれた王であると霊的に汲み取っていました。

ついに神の裁きによって強情なナバルは死に絶え、アビガイルはダビデの妻となり祝福されました。これは、大患難時代において、イエスが心身の虐待を被っている女性を保護する預言の雛形となっています。

旧新約における離婚の条件

マタイ5章31節によると、性的不品行が離婚の原因となることが理解できます。コリント第一7章1−16節を確認すると、未信者が勝手に去った場合も離婚が成立するとあります。ただ、このイエスが述べた性的不品行のみが離婚の要因であるとの言葉の意味を履き違えて、新約では離婚は不倫のケースだけだから、何されても文句言えないし別れられない、心身の虐待されてもずっと旦那と一緒にいないといけないとかどこぞのカルト集落みたいな軟禁生活を余儀なくされている女性もいなくはないかもしれません。

特にマタイ5章の教訓の意味は、文脈を確認すると心の中での欲情すら姦淫に定められるのであり、我々人間は皆一様に罪人であり、姦淫を犯していると断罪してパリサイ人の誇りを打ち砕いているわけです。パリサイ人は、離婚してから再婚すれば姦淫に該当しないだろうと法の穴を掻い潜ってわけですが、イエスは断罪されました。

キリストを知る前に再婚を繰り返している方々もいるでしょうし、それらの人が「姦淫」の罪に定められて現段階の伴侶と別れて最初の伴侶と寄りを戻すなんて強行突破に出る必要はありません。サマリヤの女性は五人と結婚した過去がありましたし、イエスと対面した当時には交際している男性もいたと思われます。それでもイエスはサマリヤ人女性を断罪することはありませんでした。(ヨハネ4:18)

イエスの教えの要点は、我々は皆罪人でイエスの贖いによって罪の赦しが有効で律法が確立されるのだから、誰にでも「姦淫」の罪があることを認めて謙虚になりましょうということです。

まず、新約聖書のキリストの律法は旧約時代のモーセの律法の意図を汲み取り適正な扱い方を大成したものです。それにイエスは心が邪悪な民衆で言葉尻を捉えて落ち度を見出そうとする男や、離婚を些細な理由で正当化して女性の権限を軽視する人たちが多すぎたので、あくまでそれらの男性陣に対して、「女性の権利を守るために」安易に離縁するな不倫のケースのみ赦されると男性側を諫める意図で発言しています。

モーセの律法では、外国人捕虜の女性ですら生活必需品を与えられずに心身のネグレクトや虐待されるなら自由に離縁できました。

出エジプト21:7 娘を奴隷に売る場合は、六年たっても、男奴隷のように自由を与えてはならない。 8主人は、いったん自分のものにした女が気に入らなくなったら、必ず彼女を買い戻せるようにしてやらなければならない。彼女を傷つけたのだから、外国人に売り飛ばす権利はない。 9ヘブル人の女奴隷と息子を婚約させたなら、もはやその女を奴隷として扱ってはならない。娘と同じに考えるべきである。 10自分が女奴隷と結婚し、そののち別の妻を迎えた時は、彼女への食べ物や衣類の割り当てを減らしてはならないし、夫婦の営みをおろそかにしてもいけない。 11この三つの点で少しでも主人に落度があれば、女は金を支払わずに自由に家を出てかまわない。

申命記21:10 主が敵をあなたの手に渡され、戦いに勝ち、捕虜を連れて引き揚げるとき、 11その中に美しい娘がいて妻にしたいと思ったなら、 12家へ連れ帰りなさい。娘は髪をそり、つめを切り、 13すっかり着替えをし、捕虜になった時に身に着けていた物を全部はずして、あなたの家で、自分の両親のために一か月の間、喪に服します。そのあとで結婚しなさい。 14彼女を好きでなくなったら、自由の身にして去らせなさい。彼女を辱めたのですから、売り払ったり、奴隷のように扱ったりしてはいけません。

多くのクリスチャンたちは離婚できないとかマラキ2章10−16節を引用しますが、この箇所は単純に男が偶像崇拝している異国の女を妻にして一方で純粋でひたむきなイスラエルの女性を離縁する風習を断罪しているだけです。エズラ9章から確認すると異教の偶像崇拝者たちとの結婚によってイスラエルが背教することを防ぐために離縁するケースがあったことがわかります。

離婚はケースバイケースで仕方がないこともあるでしょう。特にナバルのような心身のネグレクトによる悲惨な状況、命からがらの日々を過ごすことを強いられるようでは、それは結婚生活と言うよりただの監禁という名の犯罪行為でありヤフワによって○される裁きの対象でしかありません。イエスはルカ6章や4節にて安息日に麦の穂を摘み食べた律法違反の行為をした弟子を訴えるパリサイ人たちに次のように返答しました。「ダビデ王は神殿に入り、主に供えられた特別なパンを取って食べたではありませんか。これはおきてに反することでしたが、自分ばかりか、家来たちにも分けてやりました。」また13章10−17節でも安息日に腰の曲がった女性を癒し次のように返答しています。「いいえ、あなたがたこそ偽善者です。安息日に働いていないと言いきれるのですか。安息日でも、家畜を小屋から出して、水を飲ませに連れて行くではありませんか。 16わたしは今、十八年もの間サタンに束縛されていた、ユダヤ人の女を解放してあげたのです。たまたまそれが安息日だったからといって、どこがいけないのですか。」

つまり「おきてに反する」ケースでは、人命を優先せよとおっしゃいました。頭でっかちになって、最低最悪な男と結婚生活をずっと続けて軟禁生活を送り、命を削ることはイエスの言葉と一致しません。

テモテ第一5:8 もしもある人が,自分の家族,特に一緒に住んでいる人たちに必要な物を与えないなら,クリスチャンの信条を否定していることになり,信仰のない人より悪いといえます。

この聖句にある通り、もし働く能力があるにも関わらず昼間から飲んだくれたり心身ネグレクトしたりするなら、もはや結婚生活は終わりです。こないな人間を過保護に甘やかして一緒に暮らしていても最終的に裁きの日に神から加害者側は完全に裁かれ消し去られることになり、結婚生活も終わりを迎えることは時間の問題です。

再婚はいいのか

これも申命記24章1−4節を確認すると、第一夫人が女性を離縁した場合は復縁するべきではないと書いています。女性側は特に再婚するなとする縛りはありませんし再婚可能と書いてあるので、第一夫人以外と再婚することは許容されるでしょう。

またホセア3章では、姦淫を犯した妻を再び迎え入れろと神がホセアに命令しています。要は律法違反であっても許容されることも無きにしもあらずなわけです。頭ガチガチな人は虐待されても生活費入れてもらえなくとも夫と離れられないとか離婚後に再婚できないと思いこむのでしょうが、柔軟に選択肢が備えられていることやキリストの贖いによって過ちをカバーできることも念頭に置くべきです。

コリント第一7:1 さて,あなた方が書いてきた事柄についてですが,男は女に触れないのがよいことです。 2  しかし,淫行がはびこっていますから,男はおのおの自分の妻を持ち,女はおのおの自分の夫を持ちなさい。 3  夫は妻に対してその当然受けるべきものを与えなさい。また妻も夫に対して同じようにしなさい。 4  妻は自分の体に関して権限を行使するのではなく,夫がそうするのです。同じように,夫も自分の体に関して権限を行使するのではなく,妻がそうするのです。 5  互いに[それを]奪うことがないようにしなさい。ただし,定められた時のあいだ相互に同意し,祈りに時をささげて,そののち再び共になる場合は別です。これは,あなた方の自己抑制が欠けていることのゆえに,サタンがあなた方を誘惑しつづけることのないためです。 6  しかしながら,わたしがこう言うのは譲歩としてであって,命令としてではありません。 7  それにしても,わたしは,すべての人がわたしのようであればと願います。しかしやはり,人はそれぞれ,ある人はこのように,他の人はかのようにと,神から自分の賜物を受けています。 8  さて,結婚していない人たちとやもめたちに言いますが,わたしと同じように,そのままでいるのはよいことです。 9  しかし,自制できないなら,その人たちは結婚しなさい。[情欲に]燃えるよりは結婚するほうが良いからです。 10  結婚している人たちにわたしは指示を与えます。といっても,わたしではなく,主が[与えるの]ですが,妻は夫から離れるべきではありません。 11  しかし,もしも離れるようなことがあるなら,結婚しないでいるか,さもなければ夫と和解しなさい。夫も妻を去るべきではありません。

この聖句にある通り、男女とも双方が心身を分かち合って夫婦としての当然の営みが成立することがわかります。この律法を無視して心身のネグレクトを改めない人とは「和解」することはできませんので、迫害者になりますし、上記の通り「迫害者から離れよ」の神の教え通り、離婚する要因になることもあり得るでしょうし、それが故に断罪されることもないでしょう。ただ、コリント人は不道徳が好きな人たちで義理の親との関係もあった程でしたから、パウロが厳しく「容易に離縁したりするな、和解して夫婦共々離れたりするな、性欲旺盛で自制できへんのやったら次また失敗するのも目に見えるからもう結婚するな。」と進言したわけです。

何も巨人の星顔負けの暴言による虐待、あるいは心身ネグレクトをする和解ができない伴侶と命削りながら結婚生活しても、結局は神の裁きの日に「隣人を愛する」掟を破った罪故にナバルのように男は裁かれ消し去られて妻だけ助かり、結婚生活が終焉することが明白です。

心身の虐待者からはさっさと離れて、再婚することは別に罪ではないでしょう。ただコリント教会みたいに性欲旺盛な人はだいぶ慎重になるべき現実的アドバイスがパウロの言葉によって強調されてるだけです。

※巷の体育会系のクリスチャンとかフリーメーソンエホバの証人は文脈の意図を読み取る読解能力がない人たちが大半なので、離婚してはならないとか本気で思い込んでいます。

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